2012年12月16日日曜日

内科は夜回り、外科は火消し

病院の話です。

病院には内科があれば外科があります。


昔からあるたとえ話に、外科消し、内科夜回り、というのがあります。


時代劇を思い浮かべてもらえば良いのですが、火消しというのは「いろは組」の江戸町火消しです。


火事があると屋根に登ったいなせな若い衆が纏(まとい)を振り上げて、集団作業で火事を消して行くあの火消しです。


火消しに必要なの決断力、技量、チームワークで、まさに外科医そのものです。


火事と喧嘩江戸の華と言いますが、外科病院の華です。


夜回りというの夜に提灯と拍子木を持って、「火の用心、カチカチ」、と見回るあの夜回りです。


火事の予防と不審火の早期発見という、大切な役割がありますが、地味で評価されにくい仕事です。ルーチンを粛々とこなすことがその仕事の本質です。


毎月毎月、血圧を測って、世間話をしているだけに見えますが、しっかり健康を管理して、発病を予防し、いつもとどこか違えば何か病気が起こったのだとすぐにわかるのが、内科の主治医の仕事です。


地味で忙しいけれど、大切な仕事ですから、自信を持ってお続けなさい。 ね。


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