出典は、「東方大中集」、「前漢書」、「孔子家語」、にある、
「水至りて清ければ則ち魚無し。人至りて察(あきら)かなれば則ち徒無し。」、とされています。
水があまりに澄んでいると魚は棲みつかず、人があまりに細かいことに気づきすぎると人が寄りつかない、ということで、聡明なのもほどほどになさい、という意味ですね。
「清濁併せ呑む」、という言葉もあります。
大海は、清流も濁流も区別することなく受け入れる広くて大きい度量がある、という意味ですね。
ちなみに、善と悪を併せ持つ人になりなさいという意味ではありませんよ。
世の中には、さまざまな考え方や価値観があるのはお分かりですよね。
自分にとって大切な問題で、自分の価値観にこだわることは必要です。
でも、それ以外のことで、自分の価値観にこだわりすぎると、自分以外のものを認めないことにつながるので、結局、自分の世界を狭くするだけですよ。
第三者の私から見たらどうでもいいこともたくさんありますよ。
いちいち目くじらを立てないで、大きな心をお持ちなさい。ね。
0 件のコメント:
コメントを投稿