良寛 (1758-1831) の言葉です。
「災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。
死ぬ時節には、死ぬがよく候。
是ハこれ、災難をのがるる妙法にて候。」
これは解釈が難しい言葉ですね。
災難に逢いなさいとは言っていません。
何が起こるかは誰もわかりません。
起こった現実を受け入れなさい、といっているのだと思います。
誰でも、困難や不幸に出会うと、慌てふためき、嫌がり恨み、自分を見失います。
困難を、現実を、こんなこともあると、受け止める、受け入れる。
ものごとは、なるようにしかならないと覚悟を決める。
これが解決の第一歩なのだと思います。