「礼儀作法とは、身についた物腰であり、ゆとりである。」
「礼儀作法をわきまえるというのは、すべての身ぶりを通して、ずべての言葉をつくして、いらいらしないように、われわれに与えられた人生のこの瞬間を台なしにしないようにと示すこと、言うことである。」
「礼儀正しさを学ぶのは、ダンスを学ぶのと同じである。」
アラン Alain (1868-1951) の「幸福論」 Propos sur le bonheur の中の言葉です(神谷幹夫訳、岩波文庫、1998年)。
あなたは、思ったことががすぐ口に出て、顔に出るのがよくないところね。
アランに言わせれば、あなたは無作法な人間ですよ。
あなたも、もう少し、礼儀作法を、学んで身につけるとよいのではないかしら。
礼儀をわきまえることは、へつらうことではありません。
悪意のある人間には断固とした態度をとってよいといっていますから。
あなたも、患者さんに会うときは、
「こんにちは。お具合はいかがですか。」
「お大事に。お気をつけて。」
くらいは、意識しないでもいうのでしょう。それが礼節ですね。
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